給水管メンテナンスの重要性・・・漏水事故データ

日ごろ何気なく使っている給水管。

「メンテナンスなんてしなくても良い。」というのは、本当でしょうか?

給水管の材質劣化(耐用年数:15年~30年)、腐食性土壌による影響、 道路交通や工事等の影響等により、給水管は常に漏水の危険にさらされています。

東京での給水管からの漏水発生件数は、8,811件(平成26年)。1日当り24件の漏水事故が起きているのです。

   ■東京都の水漏れ事故発生件数

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(出所)給水設備漏水概要 H27.3 東京都水道局

 

給水管とは、水道局の配水管から分岐して、屋内の水栓までの水道管のことを言います。給水管は、家の持ち主の所有となります(水道メータは水道局からの借り物)。

 

 

 

給水管のうち、目に見える部分はほんの少し、

しかも、給水管は見えないところにあるから、漏水工事するとなると結構な金額がかかる場合も考えられます。

漏水しているかいないかは、水道メータを見ればわかります。全ての蛇口を閉めているのにメータが動くようであれば、水道メータより敷地内の給水管のどこかで水漏れしていることになります。場所の特定は難しいです。

でも、この方法では、今後も大丈夫かどうかわかりません。

 

漏水を引き起こす主な原因は、給水管内のサビです。

サビが給水管内で大きくなって、

給水管が亀裂したり水が出なくなったりします。

特に管と管の継ぎ目部分で発生するケースが多いです。

戸建の給水管は塩ビ管だから大丈夫?・・・答えはNoです。

塩ビ管でも、継手部分が金属を使っている所が多いのです。そこからサビが出て、果ては水漏れしたりします。

給水管洗浄することで、サビや異物が押し出され、管の中がどれぐらい錆びていたかわかるし、給水管もきれいになるので、今後も安心できます。1度洗浄すれば、毎年やらなくても大丈夫です。築15年過ぎで、給水管の洗浄をやったことがない人はお勧めです。

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